※この記事はマーダーミステリーゲーム(通称マダミス)について新参者が熱冷めやらぬまま語っている記事になります
はじめに
マーダーミステリーゲーム(マダミス)とは参加者が殺人事件の登場人物となってそれぞれに用意された目標を達成することを目指すトーク型のゲームになります
同じくトーク型ですとクトゥルフなどでも有名なテーブルトークRPG(TRPG)や人狼などもありますが、それはまた今度紹介させていただきます
そもそもマダミスってなに？
上でも軽く触れましたが、マダミスとは
プレイヤーが登場人物になりきりそこで起こる殺人事件の現場で各々の目的を達成する
ことを楽しむゲームになります
ゲームの流れ
キャラクター選択
シナリオを開始する際にプレイヤーは用意された登場人物の中から一人を選択します
キャラを選ぶとそれぞれにハンドアウト(資料：通称HO)が配られます
ハンドアウトにはそのキャラが
- どんな人物なのか
- 事件発覚までどのような行動をとっていたか
- 達成するべき目標
- 秘匿するべき事実
が主に記載されています
(秘匿するとかかっけー！！うおおおおとか思ってましたがそんな甘いものではありませんでした)
このHO配布は面白くも個人的に緊張するパートでもあります
なぜならゲームマスター(GM)から配られた資料に
“あなたはこの事件の犯人です“
と書いてあれば私は殺人を犯した犯人であり、大体の場合他の参加者から推理される対象となるからです
もらったHOには犯人の場合殺人を犯すまでの流れが事細かに記載されています
そりゃもうバッチリヤってます
（幸い？にもまだ通ったシナリオで犯人を引き当てたことはありませんが
次回引いたら頑張ってみようかと思ってます）
目的としては主に犯人側は「犯人だとバレずに逃げ切る」
他のキャラクターは「犯人を見つけ出す」が多いですが
必ずしもそれが第一目標であるとは限らないのがまた面白いところです
犯人以外にも”あなたは宇宙人です“とか書いてあったらあなたは宇宙人ですし
オカマですって書かれてれば誰がなんと言おうとあなたはオカマです
他のプレイヤーが演じるキャラクターに好意を寄せているという設定とかもよくあります
秘匿情報
先述した目的とは別にそれぞれのキャラクターには秘密にするべき事実というものが設定されています
例えば秘匿情報に「あなたが宇宙人であること」と書かれていれば自分から
「ﾜﾀｼﾊｳﾁｭｳｼﾞﾝﾀﾞ」などということは禁止されます
この秘匿情報が次のパートでなかなかいい味を出してくれるんです
推理パート
自身のHOを読み込んだらいざ物語の世界に入り込みます
・・・の前に
マダミスなどトーク型RPGではロールプレイ(RP)が推奨されています
要はそのキャラクターになりきるのです
性別・年齢・人種・種族が自身と異なっていても可能な限り寄せてみてください
物語の世界に浸かれば浸かるほど、あなたはそのシナリオの世界を楽しむことができます
さて話を戻します
“死体が発見されました“
推理パートはそれぞれの行動履歴を元にプレイヤー同士が話し合いを行います
自分の行動は予めHOに書いてありますが、他の人の行動は話し合うことでパズルのピースのように集めていきます
自分が話さなければバレないだろうと思っていたことが実は他の登場人物が見ていたということもあります
犯人でこっそり嘘をついていたらだんだん話していくうちに矛盾が出てきて疑われたり・・なんてことも。。
他にも「証拠品」を使ったり、個人で会話のできる「密談」という会話を駆使したりしてそれぞれが目的達成に向かいます
推理発表・犯人指名パート
そうして集めたピースを組み合わせ、それぞれのプレイヤーが自分の推理、犯人と思われる人物を発表します
この発表は全員に向けてすることもありますしGMに対して秘密裏に報告することもあります
ここでは犯人以外にもそれぞれの秘匿情報などわかっていたら絡ませて推理に色を付けることもできます
存分に自分が推理した結果を披露してください
結果発表パート
全員の推理発表と指名が終わったらいよいよ結果発表です
投票結果によってエンディングが分岐しているシナリオが殆どで
- 真犯人を捕まえた場合
- 犯人でない人を捕まえてしまった場合
- 秘匿情報がバレたかバレていないか
- 特定の証拠品を保持しているか
などなど細かくエンディングが設定されているものもあります
犯人で逃げ切れた方は高笑いしてエンディングを読み上げるもよし
逆に濡れ衣を着せられすぎてでビッチョビチョになった方は悲壮感に満ちたRPをしてもよし
某探偵漫画の自白パートよろしく存分に演じきりましょう
ゲームの流れとしては以上で終了です
感想戦
シナリオ終了後にやるこのパートも結構好きなのですが
犯人も目的も秘匿情報も全てさらけ出してRPをしないプレイヤー同士で感想を言い合うパートがあります
「実はこの時こんなことしてたんだけどみんな気づかなかったでしょ？」
「実はこのキャラそのキャラのことこう思ってて。。」
実は実はじつはジツハ・・・・
語り始めるとプレイ中には気づかなかった裏話などたくさん出てきます
「あの時のアレってそういうことだったのか・・！」
「えーじゃあこうしてればまた違ったってこと？？」
とか別のエンディングを見ながら感想を言い合うのもとっても楽しいです
注意点
そんなマダミスですがいくつか注意点があります
- シナリオは一度しか遊べない
当たり前ですが犯人がわかってしまったらミステリーは空虚なものになってしまいます
だからこそシナリオは毎回全力で楽しんでください
- ネタバレ禁止
上の注意点ともかぶりますが、楽しかったからと言ってSNSなどで
「まさか犯人がヤスだったなんてー！」
なんて叫ぼうもんならまだそのシナリオをやっていない人の楽しみを奪ってしまうことになります
楽しかった気持ちは爆発させてもいいですが、ネタバレになるようなことは言わないようにしましょう
- 雰囲気を壊さない
みんながRPをしている中
「えｗなにそれｗやりすぎでしょｗｗ」
など雰囲気を壊すようなことはしないようにしましょう
せっかく素敵なシナリオに没頭できるチャンスを皆から奪ってしまいます
- 終わったらちゃんとなりきりはときましょう
ゲームが終わったあとRPをやめたはずなのに
「（ゲームのキャラに）こんな事言われたからあの人嫌い！」
とかいう感情は持ち越さないようにしましょう
あくまで登場人物はそのシナリオの世界の人です
こちらの世界にまで連れてこないようにしましょうね
※そんな事書いてますが私はとあるシナリオで役に没頭しすぎて軽く数日恋煩いを起こしました
おわりに
以上がマダミスの流れになります
私もまだ数えるほどしか出来ていないのですが、シナリオごとに本当に素敵な世界観やキャラクターが描かれています
もし興味を持たれた方はツイッタなどでも「マダミス 募集」とかでわんさかオンラインの募集が出ますので是非参加してみてください
※参加時はDiscordなどのボイスチャットアプリやシナリオによってはココフォリアなどのセッションツールの導入が必要になりますのでGMに確認をとってみてくださいね
それでは皆様よきマダミスライフを！
今回はここまで！
お読みいただきありがとうございました！
